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ヒーローっていうのはね

で、第二部下巻も読み終わりました。
図書館に問い合わせてみたら、第三部は確かに市内にはないけど取り寄せることはできるのだそう。そっちも楽しみだぞ!!出版社の罠にはハマらなくてよさそうです。(笑)

この巻ではまずはとにかくディーターの頑丈さにびびらされたなぁ…。
普通死ぬよ。っていうかもうむしろ死ねよ!!(!!)
まだその明確な理由は明らかにされてませんが、スカイネットがターミネーターの鋳型にディーターを選んだっていうのもこの頑丈さを目の当たりにしたのであれば頷ける気がひしひしと致します。
まさにダイハード。
読み進めていく中ではディーターが死んで、次世代を次ぐべくウェンディが生き残るというのもアリかなとは思ったのですが、残ったメンバーのバランスを考えてもその選択がベストだったか…。
しかしウェンディが死ぬとは思ってなかったからちょっと意外だったなぁ。のちのち3みたいな役どころになっていくのかと思ってた。

この巻ではとうとう物語の要ともなるスカイネットが誕生するわけですが、映画版T3で描かれた他、漫画版、小説版、ファンサイドストーリー小説と様々な形で表現されてきたスカイネット誕生。
実はその中のどれが一番納得できるかって聞かれたら、それだけは映画版T3のを自分は選びます。まあベストとはいえないまでも、つまりはこの小説版のもスカイネット誕生の経緯に関してだけは納得いくものじゃなかったなー。
ちょこっと隠さないでネタバレになっちゃいますが、だってこれじゃ最終戦争は結局スカイネットとコナー一味の堂々巡りで、自業自得みたいな形になっちゃうじゃないですか!!
結局未来からどんな追っ手が差し向けられたからだろうと、スカイネット誕生のきっかけがコナー一味に由縁しちゃったら、極論最終戦争を起こしたのはコナー一味で、未来でスカイネットと戦わざるを得ないのも過去でスカイネットに狙われるのも全て自業自得、人類はむしろそんなスカイネットとコナー一味のタイムパラドックスなイタチごっこに“巻き込まれた”形になってしまう。

もしもこの小説が物語の端々にタイムパラドックスについて言及するように、未来と過去との堂々巡りをテーマにしていたのなら、物語の要であるスカイネット誕生こそをその堂々巡りに組み込んだやり方は間違いなくテーマの達成には成功と言えるのだろうけども。

だがしかし、間違いなくそんなのはヒーローじゃない。
ターミネーターシリーズが未来のヒーローを魔の手から守ろうとしてきたシリーズな以上、コナー一味のヒーロー性はそこで揺らいじゃいかんでしょ、と思うのですよ!!

せっかく刻々と迫るジャッジメントデイを目前に、映画では達成できなかった理解者を得るというヒーローものに不可欠のストーリーも消化してきてくれてただけに……元凶の誕生にコナー一味が関わっていたのは、見た目以上に損失のでかい設定だったと思う。
努力虚しく世界が選択する人類の滅亡。それにたった一人で立ち向かうジョンっていう構図が成立してこそ、ジョンはヒーローになれるんじゃないですか。

スカイネットを誕生させるのは、あくまで“人類の手”であってほしいのです。

スカイネット誕生は、絶対人の、言うなればコナー一味以外の、もっと求めるならば世界を代表するぐらいのでかい組織の総意でなければならなかったし、ジョン・コナーはそれを“理不尽にも”背負わなければならないと思う。
でなけりゃ色々な語弊を恐れず言うなら、ジョンはヒーローになれないと思うのです。
シリーズの意図を解釈した結果が自分ではそうなると思うし、もっと私情を挟むならあれだけ苦労したのに【“ヒーロー”になれない】んじゃ、ジョンがかわいそうだとほんとに思う。

だので映画版よりはるかに好きな漫画版でも、最後の一手をスカイネットが指令するターミネーターに指させた展開のは納得できないし、巡り巡ってコナー一味が原因となってしまうこの小説版ももってのほかでしょう。

堂々巡りが最大のテーマになってしまうなら、この物語はホラーになってしまいます。

そこんとこ、実は一番大事なとこだと思うのだけどなあ。
T3はキャラのことは何もわかっちゃいなかったけど、その点だけはちゃんとわかってくれてたと思う。(わかっててやってたのか、単に偶然そうなっただけかと聞かれるとモゴモゴしますが)



まあしかしその点だけは映画版T3を褒め称えておいて、ターミネーターシリーズに並列するこの本の解説ですらT3が、しかもキャストと予告編だけの情報しか公開されてなかったにも関わらず、ぼろくそ言われてるのはやっぱりか、と思わずにはいられなかったですけどもね……
いっそえええええ同じターミネーターの本でそんなこと言っちゃってもいいの!?な正直ぷりだった。(正確にはまだぼろくそ言えるほどの情報は入手できない時点なので、『すんごく心配だけど大丈夫なの?』レベルに留まっていますが。)
公開前に書かれた解説なのは間違いないのですが、公開作が結局アレだったことを考えると、次巻の解説が楽しみでしょうがないです。(笑)
この本を映画化してくれればよかったのに!とかなのかな?
それともガッカリしすぎて何もいえてないとか……。(最初はテンションうぜーと思ったけど、慣れるうちに親近感わくくらい随分ターミネーターシリーズ大好きな解説者さんらしいから笑)


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from: 映画村
date: 2007/06/29 3:20 PM
「ターミネーター3」アーノルド シュワルツェネッガー(あーのるどしゅわるつねっがー、シュワルツネッがー)「3作目は駄作」のセオリーを外さない映画と言ってしまっていいのかな?アクション自体は良く出来ていて、派手ならOKの人には楽しめると思うし、単体...
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